日本人の宗教観は現在、自覚的に信仰を持っている人は20〜30%と少なく、特に大学生では数%しかおらず、多くの日本人が宗教に無関心であるか、宗教に悪いイメージを持っている。 しかし、日本人は自称「無宗教」であっても、習俗化した宗教行為とは深く関わっている。 年中行事や参詣は今でも続けられており、占いやお守りの効果を信じている人も少なくない。また、自然への畏敬の念は強く、原初的な自然信仰は多くの人が持っている。 これらから、日本人は何とはなしの信仰心は持っていることが分かる。
スウェーデン人は、日本人と国民性が似ている部分が数多くあり、宗教観というのもその一つです。2006年に行われた電通総研の調査では「宗教を持たない」と答えた人の割合は日本人では52%に対してスウェーデン人は25%である。しかし、2007年から2008年に行われたギャラップの調査での質問「宗教は重要ですか?」において、「いいえ」と答えた人の割合は日本人では73%に対してスウェーデン人は83%と意外にも日本人より高い。この調査からも日本人とスウェーデン人の価値観の中で宗教の占める役割が小さいことが分かる。要するに、宗教的な価値観にとらわれない合理的な考え方というのが、両国の国民性の似ているところの一つでもあります。結婚式やお葬式などは教会で行われるようですが、ちょうど日本の神道、仏教のような感じで、毎週教会に通うと人はそれほど多くなく、色々な節目に教会にお世話になるという感覚のようです。
薬学部1年 北岡沙季子
私も、最近まで、日本人は無宗教だと思い込んでいました。しかし、よく自分たちの生活を見直してみると、確かに「自然宗教」といえるでしょう。自然宗教にしろ、創唱宗教にしろ、私たちの生活の根本であり、それぞれの指針となっています。
ReplyDeleteしかし、だからこそ、宗教間で問題が起きることもありますね。日本人で、スウェーデンの人とお付き合いしている知人が、「同棲していく上で、特に障害がないのは、お互い特定の宗教を持っていないからだろう。」と言っていました。
私たちは、宗教について勉強するとき、よく、それぞれの宗教の決まりや教えを習います。しかし、それぞれの信者が、その宗教に何を求めているのか、また、宗教がどのように信者の「思考」に無意識のうちに関与しているのか、などを知ることもとても興味深いと思います。